someとanyとnoのお話

someとanyで混乱する人が多いので

中学1年で習う単語には、実は要注意なものが多いです。基礎で習うことがらは、中級上級の複雑な内容に押されて、不注意になりがち。someとanyもそのひとつです。

someとanyの使い方は機械的に覚えてしまおう

"some + 複数名詞"という形で、someは「いくつかの」という意味になります。基本として、これをしっかり押さえて下さい。

(1) I have some books in my bag.

(かばんに何冊か本が入っています)

(2) I saw some boys in that park.

(あの公園に男の子が何人かいるのを見た)

次の基本は、否定文と疑問文の場合です。次のような決まりがあります。

■someは疑問文と否定文ではanyに化ける。

このことから、例文(1)と(2)をそれぞれ疑問文、否定文にすると

(1') Do you have any books in your bag?

(かばんに何冊か本入ってる?)

(1") I don't have any books in my bag.

(2') Did you see any boys in that park?

(あの公園で男の子が何人かいるのを見た?)

(2") I didn't see any boys in that park.

となるわけです。

基本を知ったら意味を理解する

someが疑問文でanyに化けるというのは、ほぼ機械的に覚えて下さい。注意が必要なのは否定文です。次の式を覚えましょう。

■not...any =「ひとつも~ない」

「ゼロ」ということです。この式で重要なのは、notの後ろにanyがあるという点。間に何か単語が入っても、またはなくても構いません。"×any...not"という語順は、英語には存在せず、"×Any boys didn't come."のような文は非文法的であるとして、100パーセント×にされます。

さて、否定文の例(1")と(2")ですが、初級者に和訳してもらうと、次のような答えが多く寄せられます。

(1") ×「私のかばんには何冊かの本が入っていない」

(2") ×「私はあの公園で何人かの男の子を見なかった」

"not...any"は「ひとつも~ない」の意味なので、

(1") ○「私のかばんには本が一冊も入っていない

(2") ○「私はあの公園で男の子を一人もなかった

となります。

"not...any"イコール"no"であると知る

少しめんどうくさい話になりますが、"not...any"イコール「ゼロ」だということは、"no"とイコールだということです。「ゼロ個の~」を表す"no + 名詞"があるのです。

(3) I have no friends.

(直訳:私はゼロ人の友だちを持っている)

これは「私には友だちが一人もいない」という意味ですが、英語は、肯定文の形で否定を表せるのです。ということで、

■"not...any" = "no"

という式が成立します。したがって、

(1") I don't have any books in my bag.

= (4) I have no books in my bag.

(2") I didn't see any boys in that park.

= (5) I saw no boys in that park.

とそれぞれ言い換えることができます。

 

someとanyとnoの使い分けは、基本をしっかり押さえておかないと、別の用法で非常に混乱します。今回の要点は

  • "some + 複数名詞" = 「いくつかの~」
  • someは疑問文ではanyに化ける。
  • someは否定文でもanyに化け、"not...any"は「ひとつも~ない」、つまりゼロという意味になる。
  • "not...any" = "no"の関係が成り立つ。

となります。きちんと頭を整理して覚えて下さいね。わかりきっていると決めつけずに確認してもらえればと思います。

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