walk and chew gum 同時並行作業する

■ながら歩き?

マルチタスク。器用にこなせる人がいる一方で、「一度にたくさんのことはできないよ!」とパンクしてしまうこともあります。

■今日の英語フレーズ

walk and chew gum at the same time
2つのことを同時に器用にこなす
(否定文で)一度に2つのことができない、要領が悪い

📝例文

(1) Do you want me to help you with that while cooking dinner? I can walk and chew gum at the same time.
(夕食を作りながらそれも手伝ってほしい?それくらいは同時にこなせるよ)

(2) I thought my requests were simple, but I guess he can't walk and chew gum at the same time.
(私の要求は簡単だと思ったが、彼は複数のことを同時にはこなせないんだね)

(3) A manager must know how to walk and chew gum at the same time in this fast-paced environment.
(この変化の激しい環境において、管理職は複数の業務を同時に処理する方法を知っていなければならない)
*fast-paced 急速な

💬フレーズ解説

walk and chew gum at the same timeは、直訳すると「同時に歩いてガムを噛む」となりますが、「2つのことを同時に器用にこなす」「(否定文で)一度に2つのことができない、要領が悪い」という意味の比喩表現です。

よく耳にするのは、cannot walk and chew gum at the same timeと否定形で使うパターンで、「歩きながらガムを噛むことすらできない」、つまり「かなり要領が悪い」という皮肉になります。

このフレーズは政治で生まれました。リンドン・B・ジョンソン大統領が、ジェラルド・フォード下院議員(後に大統領)について、He couldn't fart and chew gum at the same time. (彼は屁をこきながらガムを噛むことさえできない) と侮辱したのです。下品な言い方だったため、メディアはfart (放屁する) をwalkに変えて報道したそうですが、これがウケて定着し、マルチタスクの意味で使われるようになったのです。

「同時にこなす」といえば、multitask (マルチタスク) が日本語でも定着していますね。違いを一言でいうと、multitaskが一般語で客観的な言葉なのに対して、walk and chew gum …は主観的で、ユーモアまたは皮肉のフレーズだということです。

現代社会はマルチタスクを求められがちですが、目の前のひとつの作業だけに集中する時間も大切にしたいですね。

🌱補足

「マルチタスク」の英語での用法は次の通りです。

multitask
動詞:同時に複数のことを進める
例(1):I always multitask. (いつもマルチタスクしています)
例:I can't multitask well when I'm tired. (疲れているとマルチタスクはできない)

multitasking
名詞:同時並行作業、マルチタスクすること
例(1):Multitasking is not always efficient. (マルチタスクは必ずしも効率的とは限らない)
例(2):She is good at multitasking. (彼女はマルチタスクが得意だ)

🎧音声で確認

■5秒英単語

Aquarius
(水瓶座)

「水瓶座の人」は、an Aquariusan Aquarius personと言います。「私は水瓶座です」は、My sign is Aquarius.I am an Aquarius.と言います。

日本のコカ・コーラ社のスポーツ飲料「アクエリアス(AQUARIUS)」は、まさにこれが由来です。ラテン語でaquaは「水」のこと。aquariumは「水族館」です。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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