a piece of work 扱いにくい人、嫌な人

■a piece of work

皮肉たっぷりのスラングです。

■今日のフレーズ

a piece of work
扱いにくい人、一癖ある人、嫌な人奴、厄介者

■例文

(1) I can't stand working with him. He is really a piece of work.
(彼と一緒に働くのは耐えられない。本当に厄介な奴なんだよ)
*can't stand ... …に耐えられない

(2) Did she actually say that to you? Wow, she's a piece of work.
(彼女、本当にそんなことを言ったの?うわぁ、なかなかの人だね)

(3) My new neighbor turned out to be quite a piece of work.
(新しい隣人は、かなりの曲者だということが分かりました)

■解説・コメント

a piece of work「扱いにくい人、一癖ある人、嫌な奴、厄介者」という意味の表現です。

このフレーズのworkは「作品」のことで、直訳すると「ひとつの作品」となります。絵や音楽などの芸術作品を指して使われるのが一般的です。それなのに「嫌な人」という意味で使われるのが不思議ですね。

シェイクスピアの戯曲『ハムレット』に、What a piece of work is a man! (人間とはなんという傑作だろう!) というセリフがあります。もともとは人間を「神が作った素晴らしい作品」と称えた表現でした。しかし、時代が下るにつれて、皮肉で使われるようになっていったのです。日本語で、厄介な人について「大物」「ご立派」のように言うことがありますが、その感覚に近いと考えればよいでしょう。

字面は褒め言葉ですが、もし人にa piece of workと言われてしまったら、自分の言動を振り返って新しいスタートを切りましょう。

■豆知識

上で紹介したセリフ、What a piece of work is a man!は、現代の英語ではWhat a piece of work a man is!となります。シェークスピアが活躍していた16~17世紀の英語は、語彙も文法も今の英語とは異なる部分がたくさんあります。

今回は以上です。今日のあなたの精一杯の英語を話しましょう!!

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